患者様へ

腱板炎、石灰沈着性腱板炎:

腱板を無理に使いすぎた場合には、腱板自体の炎症(腱板炎)や腱板の表面に石灰が溜まった状態(石灰沈着性腱板炎)が起こることがあります。腱板炎の場合には、炎症を抑える注射で改善することが多いですが、石灰沈着性腱板炎の場合には、石灰分がずっと残って痛みの原因になることがあります。これらの中で難治性の場合に、我々は、関節鏡視下石灰除去術(関節鏡視下に石灰成分を取り除く手術)を行っており【図8】、炎症を取り除くことで症状は軽快します。術後は、三角巾による安静が数日必要なだけです。

石灰沈着性腱板炎 / 関節鏡視下石灰除去術
【 図8 】
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