患者様へ

肩鎖関節障害:

肩関節のすぐ横にある関節で、鎖骨と肩甲骨との間の連絡をしている関節が肩鎖関節です。ひっくり返って脱臼してしまう場合や、肩関節の何等かの障害が横の肩鎖関節に悪影響を及ぼし、関節炎や変形を来す場合があります。高度の脱臼の場合には、肩鎖関節が安定するように靭帯の再建を関節鏡視下に行います。重度の関節炎や変形の場合には、MRIや造影検査で確定診断が可能で【図10】、関節鏡視下に肩鎖関節の骨を部分的に切除(鎖骨遠位端切除)することで【図10】、疼痛から解放されます。術後は、三角巾による安静が数日必要なだけです。

肩鎖関節障害(MRI検査と造影検査) / 関節鏡視下鎖骨遠位端切除
【 図10 】
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